「公共建築賞」の受賞式に行ってきました。

 先日、「公共建築賞」の受賞式に、東京の麹町迄いってきました。「公共建築賞」とは2年に1度、3年以上経過した建築物を対称に選考するもので、「箱もの」と言われがちな公共建築の運用形態までも審査するものです。
 1次審査で全国9ブロックに分けられますが、長野県は東京・神奈川・埼玉・千葉等9県内に入り1番の激戦地でもあります。当日の会場には30点の応募作品が並べられ、メディアに載っている物,他の受賞作、著名事務所の作品ばかりでしたが、内容的には大差がないように感じられました。

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 6点が優秀賞として選出されましたが、審査委員長は私共の「通年合宿施設」に対し「信州の木造建築によるオーガニック・ガウディー調」と評され、関東圏で1番高得点との評価があり,大変驚き感激した次第です。
 南信州の地域差材により組上げ、自然エネルギーにより居住性を追及し、極めて手造り的でありローテックな施設がそれなりの評価を受けたのでしょうか?       <詳細・建築ジャーナル2008/1参照>


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地球温暖化という言葉を耳にしない日は無いわけですが、この建築界だけは1番無縁で遠距離的、メディアに載る事が目標…全てとは言いませんがそんな建築物があふれている様に感じられます。
 膨大なランニングコストのかかる都心部の巨大なガラス建築・商業建築の昼間からの過度照明等地方でCO2の還元にと山林の保全に取り組み、照明機器一つ慎重に選択しても、都心部の建築の前には余りにも無力です。今後中国・インド・ドバイしかり同じ様な建築が続々と生み出され、温暖化に益々拍車がかかる事でしょう

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 南信州にて設計活動を行い、古民家を壊し再生し先人の残した創造物から学ぶ事は、風土に対してごく自然体に構え素直に受け入れる姿です。四季の移ろい・光・熱・風の摂取と遮断・・・・余りにも当たり前の手法の中にも現時代なりの創意工夫はあるわけで、 そんな手法を模索したいと思っています。自然エネルギーをいかに有効活用するかが現代の主題であり、それにより平断面・ファサードの形は決定されるべきです.(高層建築こそ光・風のダクト・オープン階等、工夫されるべき)
 水と緑に恵まれ独自の「木の文化」を継承してきた日本・・・もう一度「生態系の中の創造物」という視点で建築を考えられないかと思っています。天然木は不燃加工出来、今や一番のエコ建材なのです。 Uターンして20余年、都会コンプレックスから脱却し地域の持つ次世代への大きな意義を強く感じる様になりました。美しい南信州を継承しエコロジカルな生活様式・地域創りの為、行動して行きたいと思っています。



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