鉄と木で創った「くすりやさん」

小児科・整形外科・眼科等、多様なお医者さんが集う「飯沼クリニックビレッジ」内に建築された「S薬局本店」の
改築工事です。
ゾーン内の核的な施設になりますから、突出しない控えめ形態をイメージ、だがお子さんにもお年寄りにも
親密感を持たれるよう素材・形態
を選択しました。
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交差点からセットバック地点に建つ改築前建物風景


視界での透過、角地の威圧感削減を考慮し、現在地に建築する改築案も
協議しましたが、引っ越し・仮設店舗の問題を考慮し
角地である駐車場内に改築する事に決定いたしました。



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「飯沼」という地名のごとく、元来は水田地帯であり、敷地際
の水路には、豊富な天然水が流れています。



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基礎工事における、スランプ・空気量の測定、テストピースの採取風景です。
公共工事と同等の監理は必須事項
テストピースの採取仕様も近年変わり、仕様書片手に結構苦労します。

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こちらは鉄骨工事における、超音波試験の風景。


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このように主フレームは鉄骨ですが、床・外壁・屋根は木造で架構しています。

集成材の3階建を推奨しましたが、諸条件により鉄・木の混構造
落着いた訳です。
これは軽量化につながり、柱・梁共、ワンメンバー小さく納める事が可能です。



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吹き抜け天井は木工事を採用。ヒノキ材による登り梁をアラワシ架構しています。
外壁部の断熱・結露防護に関しても、木組下地は非常に好条件です。

外壁ダイヤ形状は、ガラスブロック取り付け部。



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建材店の倉庫に眠っている残品タイルを割り、事務所スタッフSさんが、
ランダムに貼っています。

彼女はガウディのサクラダ・ファミリア等の作品をまじかに体得しており、
強いイメージの中、想いを込めて貼っていました。



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今回はタイル目地間を、左官の方が入念にコテで仕上げて下さいました。
本当に根気のいる作業です。

こんなに気力・精神をつぎ込んだのに、ヒヨコ型の看板により
大きく隠れ
てしまいました。
なんとも悲しい、切ない気持ちで一杯であります。



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アルミ・サッシュを木枠断窓にし、木製サッシュに見せています。
無機質でなく、質感のある執務空間をイメージ。