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「信州産材の建物・6題」

今回は「信州産材の建物」近作を紹介します。一作目は飯田市隣町の高原部に計画された純木造2階建・2世帯住居です。計画地は大変広大であり赤ナシ果樹園が長期に渡り手つかずのまま残されていました。南アルプスを目前に控え、大変ロケーションの良い建設地です。標高の高い敷地を吹き抜ける爽風を、デザインソースとして取り入れています。居間空間は登梁の上昇空間で、松梁アラワシの子供部屋と障子戸を介し一体化しています。2階平瓦葺屋根は1/1...

都心部の皆さんと共に南信州の「民家探訪」

南信州高森町吉田地区は、天竜川により形成された沖積氾濫原とその上段台地にわたり立地します。吉田という地籍名が示す通り、扇状地先端の水利に恵まれた豊かな稲作地帯として住み継がれてきました。高森町には40棟の「本棟造民家」が残っていますが、今回訪れた吉田地区の一角には「本棟造民家」8棟「養蚕民家」3棟が集約的に存在します。吉田日影・広路地区 民家の現況分布図です。今年で9回目になる地元[NPO山法師]と、都心部...

猛暑を感じない南信州の住まい

温暖化の影響か、今年の猛暑はなかなか手強かったですね。完全空調のビル内で御生活の皆様、今回は南信州の猛暑対策例を御紹介・・・これは私共の事業所の外観緑化が進み、すっかり植栽に包まれてしまいました。もう緑化に対する「気合」は大変なものがあり、土壌改良(炭まで投入)を入念に行い寒気対策、水やりを「これでもか」という位行ったのであります。おかげ様で想像以上に成長し、現在はこんな感じ市街地にみられるポット等を使...

「木は100年経たんと粘りがないなあ」という工匠の言葉

飯田市内の、とある山中にある作業小屋・・・一見何の変哲もない木造平屋の小屋だが毎回ここを通りがてら、内部を覗き見するのが楽しみ松丸太を手刻みで組み上げた、今や希少な工匠の作品とも言えるもの桁行(長辺方向)は7間(13M 弱)もあり、使用材は通し物の赤松丸太材なのだ曲がった松梁に寸分の狂いもなく埋め込まれた束材の納まりには本当に驚嘆・・・・一体どうやって墨出しを行なったのか・・・桁行・梁間に松丸太を交叉させる...

最近の「LED照明」・・・過剰使用かな?

建築空間の認識作用に影響を与える要素といえば 視覚(光、明暗)触覚(テクスチェアー、質感、冷暖) 嗅覚(樹の香、民家のわらの匂い) 聴覚(音、反響)といったところでしょうか・・・人々は石積、木建てによって風雨から我が身を守るシェルターとしてのすまいの空間創造時から、自然光の取り入れ・排除に関し多様な創意・工夫を想い描いてきました。自然光を表現した傑作といえばルイス・カーン、コルビュジエ、アアルト等巨匠と呼ば...